隠し砦の三悪人
三船敏郎かっこよすぎだよあんた!!
あんなかっこいい男というか漢というか豪傑はいまやどこを探しても見つからない、誰も勝てる気がしない。
世のマッチョを目指す男ども、シュワちゃんよか三船を目指せ! あれぞカッコいい肉体だ!
殺陣、騎馬戦、悪人、先生、侍であろうと現代人であろうとなにやらせてもかっこいいんだ。
真剣、悪人面、苦悩の表情、間抜けな顔、笑った顔、ぜんぶイカすぜ。
今の時代にふんどしはいてカッコいい俳優なんか思い当たりゃしねぇ。
おれもその時代の映画監督だったら一も二もなく三船を撮りたいって思ったに違いない。
三船よ永遠に、そして15年以上の長きに渡って三船の主演作を世に送り出してくれた黒澤監督、世の宝です。
黒澤監督の作品は高校のとき国語の時間に始めて見た。
なぜか高1高2の間、「国語の時間」=「映画の時間」だった。
わざわざ休み時間延長したり時間割を組替えて見ていた。
倉本 聰、大林宣彦、チャップリン、そして黒澤 明などなど。
とてもためになる授業だった。
受験でも国語で困らなかったのはその先生のお蔭です。
ありがとうミナミ。
隠し砦の三悪人は当時途中までしか見ることができなかったからずっと見たかった作品です。
5年越しで借りたけど見てほんとに面白かった。
黒澤監督の作品は現代の時代劇にありがちな勧善懲悪とかそういうんじゃない。
ストーリー展開が面白いこと、人間模様が映画のカギであること、そして三船がかっこいいことの3つに尽きる。
あと殺陣もすごい。
馬から矢を人の背中に射るシーンでは実写でやって大怪我をした人もいるらしい。
それだけこだわって撮影した黒澤作品の戦闘シーンは圧巻。
見たことない人はぜひ見てみてください。
隠し砦の三悪人(1958)
監督●黒澤 明
出演●三船敏郎/上原美佐/千秋 実/藤原釜石/志村 喬/藤田 進
戦国の乱世、秋月家は隣国の山名家と一戦を交えて敗れ去った。秋月家の侍大将・真壁六郎太は、世継の雪姫を擁して数名の残党と隠し砦にこもった。砦近くの泉には、薪の中に軍資金黄金二百貫が隠されている。同盟国の早川領へ脱出の機会を狙っていた六郎太は、砦近くの沢で出会った二人の男、百姓の太平と又七を利用しようと考えた。・・・
以下、黒澤−三船主演作品
☆−見たやつ